ウコンとは、ショウガ科ウコン属の多年草の事で、秋ウコン、黄染草(キゾメグサ)とも呼ばれており、日本最大の産地でもある沖縄では鬱金(ウッチン)とも呼ばれている。現在、世界には約50種類ものウコンの仲間が存在しているが、主として健康食品としてのウコンを指して言う場合、
日本原産の「秋ウコン」、「春ウコン」、「紫ウコン」の3種の事を指す場合が多く、
二日酔いや肝臓の強化などに多く用いられるのは「秋ウコン」の事である。
紀元前970年頃には東インド地方で栽培が始まったと考えられており、日本には平安時代には琉球へと伝わり、江戸時代には庶民の生活にまで広く普及している。カレー粉やたくあんの着色料などの食用として用いられるほか、衣服の染料や、生薬などの用途に利用されている。
春ウコンの収穫時期は、天候などにより若干ことなりますが12月中旬から3月初旬にかけて収穫されます。 春ウコン粒、マグネシウム、食物繊維、鉄などを多く含んでいます。
秋ウコンはクルクミン含有量が豊富で精油成分には乏しく、春ウコンは精油成分が比較的豊富であり、二日酔いや肝機能の強化などに非常に良い成分とされています。
紫ウコンの効能は、血液をきれいにする作用です。紫ウコンには、老廃物を排出する働きがあるので血液を浄化することができます。抗酸化作用もあり、老化やガンを予防する効能もあります。